ThinkPad X280 は、法人向けモバイルノートとして定番だった Xシリーズの一つ。中古市場では流通量が多く、軽さ・堅牢性・価格のバランスが取れたモデルとして今でも人気がある。
特に「持ち運び前提の中古ノート」を探している人には、今でも十分に現実的な選択肢。
目次
基本スペック(中古市場で多い構成)
- 画面サイズ:12.5インチ
- 解像度:HD(1366×768) / FHD(1920×1080)
- CPU:Core i5 / i7(※第8世代が主流)
- メモリ:8GB / 16GB(※増設不可)
- ストレージ:SSD(M.2)
- 重量:約1.1kg前後
※中古では 構成差が明確に出る機種 なので、個体ごとの確認が重要。
中古で必ず確認したいポイント
① CPUは「第8世代」かどうか
ThinkPad X280 は 第8世代CPU搭載モデルが本命。
- 第8世代:コア数が増え、体感性能が大きく向上
- 第7世代以前:別機種レベルで性能差が出る
👉 型番だけでなく CPU世代の確認は必須。
② メモリ容量(増設不可)
X280 は メモリ増設ができない。
- 8GB:軽作業向け
- 16GB:長く使うならこちら
👉 中古購入後に後悔しやすいポイント。
③ 画面解像度(HD / FHD)
中古市場では HD液晶も混在している。
- HD:作業領域が狭く、現代用途ではやや厳しい
- FHD:作業効率が大きく違う
👉 FHDモデル推奨。
④ バッテリー状態
内蔵バッテリーのため、
- 交換済みか
- 劣化度合い
は必ずチェックしたい。
サイズ感・携帯性の実際
ThinkPad X280 は、いわゆる「12インチクラス」のモバイルノート。
- A4ファイルより一回り小さい感覚
- カバンへの収まりが非常に良い
- 片手で持てる重量感(約1.1kg)
特に法人向け設計らしく、持ち運びを前提にしたバランスがよく、
毎日バッグに入れて移動する用途でも負担になりにくい。
一方で、
- 画面サイズは物理的に小さい
- 表示領域は FHD でも限界がある
ため、
据え置きメインの作業機には向かない点は理解しておきたい。
キーボードとトラックポイントの使い勝手
ThinkPad といえば トラックポイント(赤ポチ)。
X280 でもその操作感は健在。
- キーボードから手を離さずに操作できる
- マウス不要でカーソル移動が可能
- 慣れるとタッチパッドより速い
特に、
- 文書作成
- コーディング
- ターミナル操作
では、トラックポイント+物理ボタンの組み合わせが非常に快適。
キーボード自体も、
- ストロークは浅めだが反発が明確
- 長時間入力でも疲れにくい
と、ThinkPadらしい入力体験を維持している。
※ トラックポイントに慣れていない人は、
最初は違和感があるが、数日使うと戻れなくなるタイプ。
用途別評価
| 用途 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 在宅ワーク | ◯ | 文書作成・事務作業は快適 |
| 学生 | ◯ | 軽くて持ち運びやすい |
| プログラミング | △ | 画面サイズがネック |
| DTM | △ | トラック数が増えると厳しい |
| 動画編集 | × | CPU・画面ともに不足 |
よくある失敗例(中古あるある)
- HD液晶を選んで後悔
- メモリ8GBで余裕がなくなる
- CPU世代を勘違いする
- バッテリー劣化を軽視する
👉 スペック差=使い勝手差がそのまま出る機種。
ThinkPad X280はどんな人に向いている?
- 軽くて丈夫なノートが欲しい
- 外出・持ち運びが多い
- 高性能より「安定性・実用性」重視
逆に、
- 大画面作業
- 重い動画編集
が目的なら、別機種を検討した方がいい。
まとめ|中古ThinkPad X280の評価
- 流通量が多く、選択肢が豊富
- 第8世代CPU+FHD+16GBが理想構成
- 用途が合えば今でも十分使える
中古ノートとしては
「条件が合えば、堅実におすすめできる1台」。