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概要
発売年:2021年(国内展開は2021年後半が中心)
ThinkPad X13 Gen2 は、X280 の後継世代にあたるモバイル向け ThinkPad。12.5インチだった X280 から 13.3インチへ大型化しつつも、携帯性と剛性のバランスを高い次元で維持している。
中古市場では「X280では少し物足りないが、X1 Carbonほど高価なのは避けたい」層にちょうど良い立ち位置の機種。
基本スペック(中古市場で多い構成)
- 画面サイズ:13.3インチ
- 解像度:FHD(1920×1080) / WQXGA(2560×1600 ※一部)
- CPU:Core i5 / i7(第11世代が主流)
- メモリ:8GB / 16GB / 32GB(※オンボード・増設不可)
- ストレージ:SSD(M.2 NVMe)
- 重量:約1.2kg前後
※Gen2は 構成差が性能差に直結する世代。
中古で必ず確認したいポイント
① CPUは第11世代か(Gen2の本質)
X13 Gen2 は 第11世代CPUが前提の世代。
- 内蔵GPU性能が大きく向上
- 日常作業の体感が軽い
- 軽い画像編集・動画編集なら現実的
👉 世代を間違えると評価が大きく変わる。
② メモリ容量(用途で重要度が変わる)
メモリはオンボード固定。
- 8GB:事務・軽作業向け
- 16GB:万人向け・長期使用向け
- 32GB:開発・DTM用途向け
👉 後から増やせないため最重要チェック項目。
③ 画面解像度と作業領域
- FHD:バランス型・バッテリー持ち良好
- WQXGA:作業領域は広いが消費電力増
👉 中古では FHDが最も無難。
④ 放熱とファン音
第11世代CPU世代のため、
- 高負荷時はファン音が出やすい
- 静音性重視なら電源設定の調整が前提
サイズ感・携帯性の実際
- X280より一回り大きいが、体感差は小さい
- 13インチクラスとしては軽量
- モバイル+据え置きの中間的存在
👉 「毎日持ち運べて、作業もそこそこ快適」。
キーボードとトラックポイントの使い勝手
ThinkPadらしい トラックポイント+物理ボタン は健在。
- 長文入力やコーディングに強い
- タッチパッド併用で操作自由度が高い
キーボードは、
- X280よりわずかにフラット
- 反発は明確で実用性重視
👉 入力作業が多い人ほど評価が高い。
用途別評価
| 用途 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 在宅ワーク | ◎ | 画面サイズ・性能ともに快適 |
| 学生 | ◯ | 持ち運びと性能のバランス良 |
| プログラミング | ◯ | 16GB以上で安定 |
| DTM | ◯ | 軽〜中規模なら現実的 |
| 動画編集 | △ | 重い編集は厳しい |
よくある失敗例(中古あるある)
- メモリ8GBで用途オーバー
- 高解像度液晶でバッテリー持ち悪化
- Gen1と混同する
ThinkPad X13 Gen2はどんな人に向いている?
- X280では少し狭いと感じる人
- 軽さと性能の両立を求める人
- トラックポイントを活かした作業をしたい人
逆に、
- 超軽量最優先
- 本格的な動画編集
が目的なら別機種も検討したい。
まとめ|中古ThinkPad X13 Gen2の評価
- X280の正統進化モデル
- 第11世代CPU+16GB以上が狙い目
- 中古モバイルとして完成度が高い
中古市場では
「性能と携帯性のバランスが取れた優等生」。